シネマの天地

映画の感想を綴ります

ビジランテ

生々しい描写やノワールの雰囲気はすごい好きだった。音楽をぶつ切りにする演出って個人的にすき。3人の芝居も良かった。ただ、兄弟愛をテーマにしているんだろうが、あまり入ってこなかった。出てった兄貴が帰ってくる的なストーリーってベタと言えばベタだし、もうちょっと捻りか、それを超えるような演出が欲しかったかな。

ソラニン

あまり評判が良くなかったので、期待してなかったが個人的にはかなり良かった。種田を失っても前を向いて進もうとするバンドメンバーと宮崎あおい芽衣子)の想い、特に種田のバンド、将来、芽衣子への想いなどがピッタリと自分と重なってしまった。音楽も良いし、嘘くさいストーリーや演出もない。バンド練習の感じとか、ライブの雰囲気とか思い出してちょっと感傷に浸った。あの青春の日々は戻らない、と分かっている大人が見ると刺さる、いわば桐島のような作品かな。ただ、若干桐島よりは大人なのでそこの見せ方はとても上手だった。

響 -HIBIKI-

まぁ面白くはなかった。主人公の平手友梨奈のキャラクターがぶっ飛びすぎてて掴めなかった。ああいうトリックスターを主人公にするのは嫌いじゃないけど、バックグラウンドをある程度描いてくれないとただただおかしなやつがおかなしことしてるだけの映画になってしまう。観念的なキャラクターとして登場させるような哲学的な作品ならまだしも。平手友梨奈の芝居もキャラクターがこれだから成立したけど普通のキャラはどうなのかな?

バンブルビー

トランスフォーマーとは矛盾点がかなりあるようだ。あまり詳しくない俺でも?って思ったということはファンはもっと思ったでしょうに。色々とツッコミどころ満載のアクションCG映画って感じかな。かわいいバンブルビーを描きたかっただけ?

インシディアス 最後の鍵

力技の怖がらせ方。子供の頃に観た女性は幽霊じゃなくて監禁されてた人間だったというところくらいかな?幽霊を見せることは別にいいと思うんだけど、あまりに露骨なのでそれは個人的に好きじゃない。